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半澤 有希子; 間柄 正明; 渡部 和男; 江坂 文孝; 宮本 ユタカ; 安田 健一郎; 郡司 勝文*; 桜井 聡; 高野 清之丞*; 臼田 重和; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 40(1), p.49 - 56, 2003/01
被引用回数:4 パーセンタイル:31.59(Nuclear Science & Technology)日本原子力研究所は、ISOクラス5の清浄度を持つクリーンルーム施設として、高度環境分析研究棟(CLEAR)を整備した。本施設は保障措置,包括的核実験禁止条約遵守検証及び環境科学にかかわる研究を目的として、環境試料中の核物質の分析を行うための施設である。本施設は、外部からの汚染を避けるというクリーンルームの要件と、日本の法規に従って核物質を使用するため、放射性物質を施設内に閉じこめるという、相反する要件を両立するように設計した。本施設は湿式化学処理、機器分析及び粒子試料の処理を行えるものとした。核物質を取り扱うための清浄な作業面を確保するため、クリーンフードを特別に設計した。腐食性の酸の使用のため、建設資材の選択に多大な注意を払った。クリーンルームの性能及び実験室における分析上のバックグラウンドについて議論した。本施設はIAEAネットワーク分析所に参加するのに申し分ない仕様を持っており、環境試料中のサブピコグラムレベルの極微量核物質分析が可能になった。
桜井 直行; 飛田 和則; 吉崎 裕一; 宮河 直人; 山下 朋之; 柏崎 渉; 植頭 康裕
PNC TN8520 93-003, 410 Pages, 1994/01
東海事業所から環境へ放出される排水及び排気中に含まれる放射性物質、並びに排水中の公害規制物質の分析法及び測定法について、東海事業所標準分析作業法-放出管理編としてとりまとめたマニュアルである。本マニュアル(第4版)は、1984年4月に改訂作成(PNCT-N852-84-06)されたものを全面的に見直し改訂したものである。今後、さらに改訂する必要が生じた場合は適宜改訂し、本資料に追加あるいは差替えをするものとする。
檜山 敬; 大内 義房; 岡本 文敏; 富樫 昭夫
PNC TN8450 93-005, 14 Pages, 1993/06
本報告書は、平成5年5月25日、東海事業所図書・研修合同棟において開催された第14回分析技術報告会の内容をとりまとめたものである。この報告会は昭和58年に第1回目を開催して以来、各事業所分析部門の「技術情報交換」「分析業務の効率化と技術の向上」及び「分析に携わる技術者の教育」を目標にほぼ毎年継続してきたものであり、探鉱部門から廃棄物処理処分技術開発に至る原子力サイクル全般に係わる巾広い分野から全事業所に渡り、報告案件を集めるもので、今回も東海事業所を初め、大洗工学センター、中部事業所、もんじゅ建設所から、14件の報告がなされた。
半田 宗男; 前多 厚; 塩沢 憲一; 星野 昭
JAERI-M 8312, 28 Pages, 1979/07
炭化物系燃料中のウラン・プルトニウム、炭素、窒素および酸素の分析ラインの設計、製作ならびにウラン化合物を用いた性能試験について述べる。炭化物系燃料は大気中で不安定であるので、分析前の試料の変質を防止するために、高純度アルゴンガス雰囲気中で金属カプセルに油圧を利用して気密圧封したのち、空気雰囲気グローブボックス内に組込まれた装置を用いて分析する方法が採用された。各分析装置とも、実績ある市販装置を基本機種に選び、プルトニウムを安全に取扱うことができ、かつ、装置の保守ならびに修理作業を容易に行うことができるように大幅に改造した。装置の主要部分は、空気雰囲気グローブボックス4台およびアルゴンガス雰囲気グローブボックス内に設置されている。ウラン化合物を用いた性能試験で、本分析ラインを用いてプルトニウム系燃料の分析を遂行できる目途が得られた。また、酸化物および窒化物など酸素および窒素含有率の高い化合物の分析法が開発された。